FXで稼ぐためにいろんな手法を探していると思います。
今回は、フィボナッチを使った手法を紹介していきます。
- フィボナッチって聞いたことはあるけどどんなものなんだろう?
- FXトレードにおいてどのように使えばいいの?
- フィボナッチの上手な使い方は?
とフィボナッチについて調べると上記のような悩みが出てきます。
「フィボナッチ」と聞くと「なんだか難しそうだな…」と感じるかもしれませんが、
そんなことはありません。
今回は、
- フィボナッチとは何か?
- フィボナッチの種類はどんなのがあるの?
- メリットとデメリットはなに?
- トレードでどうやって使うのか?
を順番に解説していきます。
この記事を読んで、トレードで使えるようになって利益を出していきましょう。
フィボナッチとは何か?
まずは、フィボナッチについて簡単に説明していきます。
レオナルド・フィボナッチという数学者が編み出した「フィボナッチ数列」のことを言います。
フィボナッチ数列は「1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89…」と続いていきます。
この数列には法則があります。
ある数字と次の数字を足した数が次に来る数字になります。
この数列のことを「フィボナッチ数列」と呼ばれています。
では、なぜこのフィボナッチ数列が重要なのでしょうか?
フィボナッチ数列を使って求めるフィボナッチ比率が相場でも効果があるからです。
フィボナッチを使ったツール、後で紹介するリトレースメントやエクスパンションなどはすべてフィボナッチ比率を使った相場分析手法になります。
たとえば、リトレースメントは押し目・戻り目をフィボナッチ数列を使って予測します。
フィボナッチ比率の求め方は
ある数字を次の数字で割る、2つ後の数字で割るという計算方法になります。
ここで重要なのは3つの数値
- ある数字を1つ後の数字で割ると0.618
- ある数字を2つ後の数字で割ると0.382
- ある数字を3つ後の数字で割ると0.236
大きい数字であるほど上記の数字に近づいていきます。
8÷13=0.6153… 8÷21=0.3809… 8÷34=0.2352…
13÷21=0.6190… 13÷34=0.3823… 13÷55=0.2363…
21÷34=0.6176… 21÷55=0.3818… 21÷89=0.2359…
このフィボナッチ比率(黄金比率)は、人間が心地良いと自然に感じる比率とされています。
フィボナッチの種類はどんなのがある?
フィボナッチ比率を使った手法は以下のようなものがあります。
- フィボナッチ・リトレースメント
- フィボナッチ・エクスパンション
- フィボナッチ・タイムゾーン
- フィボナッチ・ファン
- フィボナッチ・アーク
上記の中でも多くのトレーダーによく使われている、
リトレースメントとエクスパンションを紹介します。
フィボナッチのメリットは?
押し目・戻り目の予測がつきます
フィボナッチ・リトレースメントを使うと
トレンド途中で発生する「押し目・戻り目」が
どこまでつづくかが予測できるようになります。
これは、トレンド中に発生する「押し目・戻り目」が
23.6%・38.2%・61.8%のフィボナッチ比率で反応する確率が高いからです。
たとえば、上昇トレンドで高値・安値にリトレースメントを引きます。
押し目が38.2%や61.8%で反転していることが多いのです。
フィボナッチ・リトレースメントを引くことで「押し目・戻り目」が予測できます。
エントリーポイント・損切りラインが決まります
リトレースメントでエントリーポイント・損切りラインがわかります。
リトレースメントで「押し目・戻り目」を予測します。
予測したとおりに価格が動くと、エントリーポイントがわかります。
損切りラインは上昇したなら反転した少し下、
下降したなら反転した少し上にラインを設定します。
リトレースメントでエントリーポイントと損切りラインが設定できます。
利確ポイントが予測できます
エントリーした後、トレンドがどこまで行くのかが予測できるようになります。
エクスパンションは
上昇トレンドで押し目が確定したタイミングで使います。
下降トレンドでは戻り目が確定したタイミングになります。
100%、161.8%、261.8%あたりで反応することが多いです。
エクスパンションで利確ポイントが予測できれば
利益を最大限に獲得することができます。
フィボナッチのデメリットは?
絶対ではない。過信しすぎない。
これはほかのテクニカル分析でも同じことですが、絶対ではありません。
まったく反応せずに高値・安値を更新する場合もあります。
判断している時間足よりも上位足のほうが優先されることがあります。
上位足で相場の流れをつかんでから総合的に判断するようにしましょう。
トレンドの方向がわからなければ、逆に動く
上昇トレンドが終わって押し目を確認してからエントリーをしても
直近高値を上に更新せずに下降することがあります。
トレンドが転換して上昇トレンドになったと判断したが、
実は、下降トレンドが続いていたため
損切りになってしまうこともあります。
フィボナッチの使い方は?
フィボナッチ・リトレースメント
・高値安値に線を引きます。
上昇トレンドなら安値に100%、高値に0%となるように
下降トレンドなら高値に100%、安値に0%となるようにします。
・38.2%、50.0%、61.8%ラインでの反転がよく起こります。
いずれかのライン付近で反転したのを確認してからエントリーをします。
フィボナッチ・エクスパンション
・リトレースメントで引いた線と押し目・戻り目のポイントに線を引きます。
エリオット波動でいう1波と2波を使います。
・100.0%、161.8%を利確の目安にします。
相場の流れによっては、それぞれのラインに達しなくても利確することがあります。
リトレースメントとエクスパンションを合わせて使うのがおススメ
・リトレースメントで押し戻りを確認してエントリーします。
エントリーと同時に損切りラインも設定します。
・エクスパンションで利確目標を設定します。
合わせて使うことで、エントリーから決済までできるのでおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
フィボナッチとは、
・数列を使って比率を求める。
・フィボナッチ比率が相場で効果がある。
フィボナッチの種類は、いろいろあるが
・リトレースメントで「押し目・戻り目」の予測をすること。
・エクスパンションで「利確目標」の予測をすること。
・この2つを合わせて使うのがおすすめ。
以上になります。
リトレースメントとエクスパンションでエントリーから決済までできます。
さらに移動平均線などを合わせることでさらに利益が得られる確率を上げられるでしょう。
実際に、チャートで使ってみて自分が納得することが大切です。
小さなことからコツコツと積み上げて、利益を得られるようにともに頑張りましょう。