FXでトレードをしていると
・もう少し利益を増やしたいな?
・もっと大きく稼げないかな?
と思うことはありませんか?
今回は、
さらに利益を増やすために
「ピラミッティング」を紹介したいと思います。
この記事を読むと、
誰でも使い方がわかるように
・ピラミッティングとは
・ピラミッティングの種類
・メリットとデメリット
・使い方のコツ
を説明します。
最後まで読み終わると、
ピラミッティングを使うポイントがわかって、
大きく利益を上げることが
できるようになります。
それでは順番に解説していきます。
ピラミッティングとは?
ピラミッティングとは、
トレンドが発生しているときに
ポジションを増やしていく手法のことです。
では、
なぜピラミッティングをするのでしょうか?
通常、
1回のトレードでエントリーをして決済(利確・損切り)をします。
たとえば、
エントリーして利確をすることができました。
しかし、
利確後にさらにトレンドが伸びていくことはありませんか?
「利確をしなければもっと利益をとれていたのに…」と思うでしょう。
そこで、
利確をせずにポジションを増やすことを考えてみましょう。
トレンドに乗ってさらに上昇すれば、
さらに大きな利益を狙うことができるからです。
ピラミッティングとは
トレンドが発生しているときに
ポジションを増やしていく手法になります。
トレンドに乗ることができれば、
さらに大きな利益を目指すことができます。
ピラミッティングの種類は?
三角形型
最初に大きくポジションを持ち、
2回目、3回目に従って
ロット数を小さくしていく手法になります。
上の図では
10lot → 5lot → 2lot の順で
小さくなっています。
トレンドの後半になるとトレンドが終了する可能性が高くなります。
当然、
エントリーをしてすぐに損切りになる確率も上がるでしょう。
その時の損失を最小限におさえた手法になります。
最初のエントリーポイントに自信があるなら、三角形型が良いでしょう。
長方形型
最初にポジションを持ったロット数を変えない手法になります。
上の図では、
5lot 固定になっています。
エントリーの時にロット数を計算せずにすみます。
三角形型と逆三角形型の中間の手法になります。
逆三角形型
最初に小さくポジションを持ち、
2回目、3回目に従って
ロット数を大きくしていく手法です。
上の図では
2lot → 5lot → 10lot の順で
大きくなっています。
最初のエントリーのロット数を小さくすることで、
自分のトレード判断が正しいかを
小さなリスクで確認できます。
たとえば、
エントリー後、そのまま自分のトレード戦略の通りに
値段が動けば、
自分のトレード戦略に自信が持てます。
そうなれば、
2回目、3回目は自信をもって
エントリーを狙っていけるでしょう。
最初にロット数を小さくすることで
リスクを最小限にし、
トレード戦略が正しかどうかが判断できます。
ピラミッティングのメリット
利益が爆発的に伸びる
トレードをする上で、
1ポジションしか持たないと決めるより
複数ポジションを持つほうが
利益は大きく伸びます。
トレンドが発生しているときに
うまくはまれば、
ポジションを持ち直すより
ピラミッティングするほうが
利益が大きくなります。
上記の図で考えると、
エントリーポイントは緑〇。
利確ポイントは波の頭とします。
エントリーを1回ごとに分けた場合
50+50+50=150pipsを獲得できます。
ピラミッティングの場合
ピラミッティング1回目:50-20+50-20+50=110pips
ピラミッティング2回目:50-20+50=80pips
ピラミッティング3回目:50pips
ピラミッティング合計:110+80+50=240pipsになります。
トレンドをうまく読み取ることができれば、
エントリーを持ち直すより
ピラミッティングをしていくほうが
より大きい利益を得ることができます。
新たに証拠金を用意する必要はありません
ピラミッティングは
含み益を使ったエントリーが
基本になります。
なので、
新たにエントリーするときは
含み益から証拠金を使います。
新しく証拠金を用意する必要はありません。
トレード戦略を
「含み益が出てエントリーポイントがあれば買い増し(ピラミッティング)をする」
と決めます。
となると、
次のエントリーに必要な証拠金は
計算できます。
含み益が〇〇まで増えたら
新たに証拠金を用意する必要はないと
判断ができます。
トレード戦略に
含み益を使ったピラミッティングまで組み込めば
問題ありません。
ピラミッティングのデメリット
エントリーポイントがわからないと難しい
ピラミッティングをするときの
エントリーポイントは
「押し目買い・戻り売り」を狙いましょう。
なぜなら
「押し目買い・戻り売り」が
一番エントリーポイントが
わかりやすいからです。
「押し目買い・戻り売り」の
ポイントがわからなければ、
ピラミッティングどころか
最初のエントリーも難しいでしょう。
「押し目買い・戻り売り」ができて、
ピラミッティングができるようになります。
また、
ラインブレイクでのエントリーもあります。
ただ、
利益の大きさを考えると
「押し目買い・戻り売り」のほうを
おすすめします。
損切りができないと損失が大きい
損切りができなければ損失が大きくなります。
ピラミッティングでは
ポジションを増やしていくため、
自分が立てたトレード戦略と価格が逆に進めば
追加したポジションから
損失を出して行くことになります。
含み損を抱えると
「もう一度戻ってくる」と
お祈りトレードに変わります。
すると、
そのままズルズル含み損を
増やすことになるでしょう。
ピラミッティングをするときは
損切りが絶対必要です。
ピラミッティングの使い方のコツ
エントリーポイント
「押し目買い・戻り売り」狙いが基本です。
これは
普段のエントリーポイントと
同じやり方で大丈夫です。
利確ポイント
ダウ理論が崩れたところが、
トレンド終了と判断します。
今回ならば、
上昇トレンドが続いているが
直近高値を更新できなかったので
上昇トレンドが終了したと
判断します。
利確ポイントは
・高値を更新せずに大きな陰線を確定させたとき
・移動平均線を下に抜けたとき
・目標としていた値段に到達したとき
など、普段のトレードと同じように決めましょう。
損切りポイント
エントリーポイントから
直近安値(下降トレンドなら直近高値)を
損切りラインに設定します。
この損切りラインを下に抜けると
ダウ理論では「トレンドの転換」になるからです。
かならず、損切りラインは設定しましょう。
注意点
レンジ相場では使えません。
ピラミッティングは
「トレンドに乗ってポジションを増やしていく手法」のため、
一定の値幅で動くレンジ相場では
ポジションを増やすことが難しいです。
そして、
レンジ相場が続いた後に
トレンドが発生します。
一定の値幅を上下するレンジ相場で
ピラミッティングを狙うよりも、
レンジブレイクで
トレンドが発生したところを狙うほうが
わかりやすいです。
レンジ相場を狙うよりトレンドを待ちましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ピラミッティングとは
含み益が出ているときにポジションを増やすこと
ピラミッティングの種類は3つ
・三角形型
・長方形型
・逆三角形型
ピラミッティングのメリットは
・利益が爆発的に伸びる
・追加資金を用意する必要がない
ピラミッティングのデメリットは
・エントリーポイントがわからないと難しい
・損切りができないと普段より損失が大きい
ピラミッティングの使い方のコツは
・押し目・戻り目狙いを基本とする
・含み益が出たときのみピラミッティングをする
・損切りは必ず入れる
以上になります。
小さなことからコツコツと積み上げて、勝ち組トレーダーを目指しましょう!