- ダウ理論ってなんなの?
- ダウ理論で何がわかるの?
- ダウ理論をどのように使えばいいの?
と悩むことがありませんか?
この記事を読めば、
- ダウ理論の基礎がわかるようになります。
- ダウ理論がわかることで、トレンドの流れ・エントリーと決済のタイミング・トレンドの転換点がわかるようになります。
それでは解説していきましょう。
ダウ理論とは?
ダウ理論はアメリカの証券アナリスト、チャールズ・ダウが考案した
チャート分析理論のことです。
為替相場、株式相場、先物相場で世界中のトレーダーが
注目している基準となる理論になります。
ダウ理論には6つの原則があります
平均はすべての事象を織り込む
FX相場はすべてのニュース・政策金利・経済指標・要人発言を
織り込みながら動いているということになります。
トレンドは3種類
- 長期(主要トレンド) 1年から数年のサイクル
- 中期(二次トレンド) 3週間~3か月のサイクル
- 短期(小トレンド) 3週間未満のサイクル
に分けられます。
FXではマルチタイムフレーム分析をイメージするとわかりやすいかもしれません。
(例)長期を日足、中期を4時間足・1時間足、短期を15分~5分足で
マルチタイムフレーム分析をする。
主要トレンドは3段階
- 先行期(トレンド初期) 抜け目のない大口投資家が、トレンド転換を察知して仕掛けに入る段階
- 追随期(トレンド中期) トレンド転換を確信したプロたちが参入してくる段階
- 利食い期(トレンド終期) 出遅れた一般投資家が参入してくる段階で、先行期・追随期に開始された取引が手仕舞いされる段階
勝てる(上級者)トレーダーは「先行期」「追随期」にエントリーをしていて、
負ける(初心者)トレーダーは「利食い期」にエントリーにしていることが多いです。
平均は相互に確認されなければならない
ここでの平均とは、株式市場の平均株価のことになります。
FXをする上では平均株価に相当する指標がないため活用しづらいので
この原則は知っておく程度にとどめておきましょう。
トレンドは出来高でも確認されなければならない
トレンドが発生するなら出来高も合わせて多くなるということです。
FXでは出来高を確認することが難しいですが、
オシレーター系のインジケーター(RSI、ストキャスティスなど)を使うことで
代用することができます。
トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
この原則がFXトレードをするうえで一番重要です。必ず覚えましょう。
トレンドフォローのテクニカル手法はこの原則を大前提としています。
相場は波形を作りながら動きます。
高値・安値が連続して、それより前の高値・安値を切り上げる限り上昇トレンドである。
高値・安値が連続して、それより前の高値・安値を切り下げる限り下降トレンドである。
このトレンドが続く限り、波形も続きます。
この波形が崩れると、転換のシグナルになります。
FXにおいて重要な項目は2.3.6の3つになります。
とくに6番目の
「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」
は、最重要になります。
ダウ理論の活用法
ダウ理論の活用としては、
トレンドが切り替わったポイントでエントリーをするが一番です。
「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」を
もとにトレードをするのが一番わかりやすいからです。
具体的に説明していきましょう。
- 高値・安値が切り上がっている上昇トレンドです。
- 高値が切り上がらない…ということは上昇トレンドが終了。
- さらに安値を切り下がってきた場合、トレンド転換してきたということになります。
- その後高値が切り下がってくると下降トレンドが発生しました。
5.エントリーをするのなら下降トレンドが発生してから直近安値を更新したポイントになります。
ダウ理論でトレンドが転換したポイントを狙うのが一番わかりやすいと思います。
まとめ
ダウ理論はテクニカル分析の基本です。
ダウ理論を学んで、相場環境の把握、エントリータイミング、利食い決済、損切りと
トレードの一連の作業を基礎としています。
ダウ理論を学んで自身のトレードで利益を出せるようになってほしいと思います。
小さなことからコツコツと積み上げていきましょう。